MW-PUG-UART
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  • 1. モジュールで設定を済ませておく
  • 2. 設定をダウンロードする
  • 3. ファイルの末尾に連結する
  • 4. カスタムファイルを書き込む
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  1. その他の機能

カスタムデフォルト

Custom Defaults

カスタムデフォルト機能の解説を行います。ファームウェアバイナリに設定情報を付記した設定済みファームウェアバイナリが利用できます。例えば、ボーレートを最初から設定したファームウェアを作成しておけば、毎回インタラクティブモードなどで設定する必要がなくなります。

※ 本機能はApp_Uart、App_IOに対応しています。

1. モジュールで設定を済ませておく

インタラクティブモードで必要な設定を済ませ、動作確認を行っておきます。

2. 設定をダウンロードする

TeraTerm など xmodem プロトコルのダウンロード可能なターミナルソフトを用います。インタラクティブモードの入力待ち状態で (何か入力して設定待ち状態では動作しません)、xmodem のダウンロードを行います。(xmodem はチェックサム、128バイトパケットで、後に拡張された 1KB や CRC ではありません)

TeraTerm では、以下の操作を行います。

  • File->Transfer->XMODEM->Receive... を選択します。

  • Option を Checksum、Binary を選択しておきます。

  • 書き出すファイル名を指定します。

  • Open (開く) ボタンを押します。

成功すれば、指定したファイル名のファイルが出来上がり、サイズが128バイトになっているはずです。xmodem の実装によってはこれより小さいサイズになることもあります。

3. ファイルの末尾に連結する

ダウンロードした設定ファイルをファームウェアの末尾に連結します。コマンドライン、ファイル連結ツールなどを利用します。

  Windows でのコマンドラインの実行例:
     C:\work> copy App_Uart_Master_JN5164_1_2_X.bin App_Uart_custom_1_2_X.bin
     C:\work> type conf.bin >> App_Uart_custom_1_2_X.bin
  Linux, macOS では、
     $ cat App_Uart_Master_JN5164_1_2_X.bin conf.bin > App_Uart_custom_1_2_X.bin

4. カスタムファイルを書き込む

出来あがったカスタムファイルを TWELITE に書き込みます。上記の例では App_Uart_custom_1_2_X.bin です。

起動してインタラクティブモードでは、最後の方に C- と出ます。この C はカスタム設定がロードされたことを意味します。

     --- CONFIG/TWE UART APP V1-02-2/SID=0x81001f1c/LID=0x78 C- ---

モジュール始動時にカスタム設定を読み込み、続いて不揮発領域に保存された設定を読み出します。保存された設定情報が存在する場合は、インタラクティブモードでは以下のように CE と表示されます。動作確認時は必ず保存された設定を消去してください。

※ 保存された設定を消去するには、インタラクティブモードで R 入力後、S を入力します。

     --- CONFIG/TWE UART APP V1-02-2/SID=0x81001f1c/LID=0x78 CE ---
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最終更新 3 年前