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Description of parts
TWELITE-トワイライトはセンサーの値を読み取ったり無線でデータを送受信する無線マイコンです。
相手側の端末からLEDを点灯・消灯させることが出来ます。
アプリの設定や書き込み時に使用するための標準インターフェイスです。
TWELITE R2-トワイライター2に接続する端子です。向きに注意して接続してください。逆向きに接続し通電した場合は故障の原因になります。
以下は信号ピンの対応表です。
XYZの3方向の加速度を検出するセンサーです。
I2Cセンサーを拡張するための端子です。
磁石の近接を感知するセンサーです。磁石の極性がSかNかの判別もできます。
CR2032用の電池ホルダーです。
基板アンテナ(MW-A-P1934)です。基板上に回路パターンで構成されたアンテナです。
名称
信号名
TWELITE DIP
TWELITE(SMD)
説明
GND
GND
1, 14
20, 28, 30, 31, 32
電源のマイナス側
TXD
DIO6
10
8
シリアル通信線(PC側はRX端子に接続)
PRG
SPIMISO
7
2
GNDに接続してリセットし、開放またはVCCに接続するとプログラムモードに遷移
RXD
DIO7
3
9
シリアル通信線(PC側はTX端子に接続)
RST
RESETN
21
21
GNDに接続するとリセット
VCC
VCC
28
5
電源のプラス側
SET
-
-
-
拡張制御信号
Settings
TWELITE CUEを設定する方法は以下の2種類あります。
設定できる内容に関してはインタラクティブモードをご確認ください。
OTAとはOver the Airの略です。非接触での通信を意味します。OTA設定はインタラクティブモードでの設定をケーブル接続不要で行う機能です。
OTAを実行するには MONOSTICK-モノスティックが必要です。
設定方法は以下のページを参照してください。
TWELITE CUEの7PインターフェイスにTWELITE Rを接続してインタラクティブモードで設定を行うことも可能です。
TWELITE R2を使用して設定する場合は以下の手順で設定してください。
TWELITE STAGE APPを起動する。 パソコンにTWELITE STAGE SDKをインストールし、MWSTAGEフォルダ内のTWELITE_stageファイルをダブルクリックする。
インタラクティブモードで設定値を入力する。 TWELITE STAGE APPのトップメニューから 3:インタラクティブモード を選択して値を変更し保存する。
TWELITE R2を逆向きに接続するとTWELITE CUEが破損します。上図の方向で接続して下ださい。
Interactive Mode
インタラクティブモードでアプリの詳細設定を行うことができます。
ここではTWELITE CUE固有の機能を説明します。共通機能については、インタラクティブモード(共通機能) を参照してください。
インタラクティブモードに入ると以下の画面が表示されます。
オプションビット設定値を各ビットごとに解説します。
コマンド
設定項目
初期値
説明
a
アプリケーションID
0x67720102
同一の周波数チャネルを複数のグループで使用することが可能です。値は32ビットで設定します。
i
論理デバイスID
--
子機の論理デバイスIDを設定します。1~100までの値を設定できます。
設定値が "--" の場合は、論理デバイスIDは内部で1に設定されます。
c
周波数チャネルの設定
18
チャネル(11~26)を選択します。省電力動作を優先する観点から、複数チャネルの指定は無効としています。
x
送信出力の設定
13
1桁、または2桁の数字を指定します。2桁目は省略可能です。 1桁目は、送信出力を設定します。3が最強で2,1,0と1段階小さくなるたびに -11.5db 出力が低下します。出力を制限し電波の有効伝達範囲を小さくしたい場合に使用します。ただし、伝達可能距離は環境(ノイズ・遮蔽物など)に影響を受けます。 ※ 理論上の伝達距離は 6db 出力が小さくなるたびに 1/2 になりますので、1段階小さくすることで伝達距離は約1/4になります。 2桁目は再送回数を設定します。2桁目は 0~9を指定し、0はデフォルトで再送なし、1~9は再送回数に対応します。 例: 3 -> 再送なし・最強出力(デフォルト、省略時) 42 -> 再送4回・出力は2(1段階弱める)
b
UARTボーレートの設定
38400
入力値にかかわらず115200bps固定です。
B
UARTパリティの設定
8N1
入力値にかかわらず8N1で固定です。
k
暗号化鍵の設定
0xA5A5A5A5
暗号化鍵を入力します。32bitの16進数を設定します。通信グループ内は全て同一の値に設定してください。
o
オプションビットの設定
0x00000001
各種詳細設定ができます。
t
送信間隔の設定
5
定期送信パケットの送信間隔を秒単位で設定します。1〜4095の値で指定可能です。範囲外の設定をした場合の動作は不定です。
p
センサ固有パラメータの設定
0
モードの切り替えやパラメータの設定をします。0以上の16進数で指定できます。
詳細は、各種モードのページを参照ください。
S
設定値の保存
設定を保存し、モジュールを再起動します。
R
初期値に設定を戻す
設定を初期化します。他の操作を行わず、続けてS キーによる設定の保存を行うとセーブ領域のクリアを行います。
ビット(16進)
説明
0x00000001
各中継機または親機宛に送信し、受信した中継機すべての情報が親機に転送され、シリアル出力されます。 この場合、複数の受信パケットを分析する事で一番近くで受信したルータを特定することができます。
0x00000040
OTAを無効にする。
0x00001000
暗号化通信を有効にします。(相手側の暗号化設定もしてください。)
0x00010000
UART通信でのメッセージ出力を有効にします。
TWELITE CUE user's guide
TWELITE CUEは無線マイコンTWELITE、3軸加速度センサー、磁気センサー、コイン電池ホルダ、アンテナをワンパッケージにしたものです。専用のCUEアプリ(ソフトウエア)があらかじめ書き込まれており、コイン型電池(CR2032)を入れるとすぐに動作を開始します。省電力で年単位の連続稼働も可能です。
無線タグを活用するアイデアを持っているがハードウエアやソフトウエアは苦手、または開発リソースが限られているという場合に最適です。
TWELITE CUEはよく飛び、電池長持ち、小型な無線タグです。
をご参照ください。 お気付きの点がありましたら、当サポート窓口にご連絡いただければ幸いです。
MOTION SENSE PAL mode
動作センサーパルと同等な機能を使用できるモードです。
連続で加速度を計測する際や衝撃の検知を行う際は本モードを使用します。
本モードは次の3つのモードに分けられます。
加速度計測モード
イベント検出モード
ダイスモード
加速度を間欠もしくは連続で計測し、送信するモードです。
設定方法は設定方法をご確認ください。
TWELITE 2525Aモードフラグを1(センサ固有パラメータを13000000)に設定すると、TWELITE 2525AのFIFO(通常)モードとして動作します。TWELITE 2525Aの代替として使用したい場合にはこのモードをご使用ください。
加速度センサープロパティで連続送信サンプル数やサンプリング周波数を変更できます。
これらの設定は足し合わせることで機能を組み合わせて使用できます。
親機からの出力はこちらの項目を参考にしてください。
動き出し(Move)やシェイク(Shake)を検出することができます。
通知パルのLEDを制御することができます。
設定方法は設定方法をご確認ください。
親機からの出力はこちらの項目を参考にしてください。
本モードは動きを検知してしてデータを送信します。 そのため、ゆっくり動かしたときは動きを検知できず、出力が変化しない場合があります。 その際は少し強めに動かしてください。
また、センサー固有パラメータ(p)を01000000にすると、動作検知の感度が厳しくなります。 もし、意図しないタイミングで電波を送信する場合は、センサー固有パラメータを01000000に設定してください。
TWELITE CUEが上に向いている面を検出することができます。
イベント検出モードと同様に通知パルのLEDを制御することができます。
設定方法は設定方法をご確認ください。
親機からの出力はこちらの項目を参考にしてください。
本モードは動きを検知して面の判定を行います。 そのため、ゆっくり動かしたときは面が判定できず、出力が変化しない場合があります。 その際は机に置く、軽く衝撃を与えるなどをしてください。
また、センサー固有パラメータ(p)を02000000にすると、動作検知の感度が厳しくなります。 もし、意図しないタイミングで電波を送信する場合は、センサー固有パラメータを02000000に設定してください。
加速度計測モード(間欠送信)で1分に1度送信した場合、約3.5年
加速度計測モード(連続送信)でサンプリング周波数が25Hzの場合、約20日
イベント検出モードもしくはダイスモードで1分に1度、TWELITE CUEを動かした場合、約3年
消費電流は試験用のサンプル個体の実測に基づき、CR2032の容量を220mAhとして計算しています。電池寿命は参考値であり、保証値ではありません。電池の性能や使用温度等の使用環境で変化します。
設定コマンド
設定項目
設定値
備考
t
送信間隔の設定
0 or 1~4095
単位は秒。
0:連続送信
1~:間欠送信
p
センサ固有パラメータの設定
x3000yyy
yyy : 加速度センサープロパティ
設定値(16進)
説明
0x?3????00~ 0x?3????FF
間欠送信モード時に送信するサンプル数を設定できます。 送信するサンプル数は16サンプル単位で設定できます。 サンプル数=16+16x設定値 0x00000000 の場合:16サンプル(初期設定) 0x00000001 の場合:32サンプル : 0x00000007 の場合:128サンプル : 0x000000FF の場合:4096サンプル
0x?3???0??~ 0x?3???F??
加速度のサンプリング周波数を変更できます。設定値毎のサンプリング周波数は下記の通りです。 0x00000000:25Hz(初期設定) 0x00000100:50Hz 0x00000200:100Hz 0x00000300:190Hz 0x00000400~0x00000F00:未定義
設定コマンド
設定項目
設定値
備考
p
センサ固有パラメータの設定
01100000
設定コマンド
設定項目
設定値
備考
p
センサ固有パラメータの設定
02100000
Settings by OTA
以下の手順でOTAによる設定を行います。
TWELITE STAGE APPを起動する。 パソコンにTWELITE STAGE SDKをインストールし、MWSTAGEフォルダ内のTWELITE_stageファイルをダブルクリックする。
MONOSTICKにOTA設定用のアプリを書き込む。 TWELITE STAGE APPのトップメニューから 2: アプリ書換>3: TWELITE APPS ビルド&書換> 2: App_CUE_OTA を選択する。
インタラクティブモードで設定値を入力する。 TWELITE STAGE APPのトップメニューから3: インタラクティブモードを選択して値を変更し保存する。
OTA設定を実行する。 MONOSTICKから約20cm以内の距離で、TWELITE CUEの磁気センサーに磁石を近づけたり遠ざけたりを5回以上繰り返し、TWELITECUEのLEDが点滅することを確認する。
MONOSTICKの出力を確認する。 MONOSTICKより以下のようなメッセージが出力することを確認する。 出力されない場合は、こちらを確認する。
親機や中継機として使用するMONOSTICKをOTAで使用した場合、設定後のTWELITE CUEのデータを受信するには再度、親機・中継機アプリ(App_Wings)をMONOSTICKに書き込んでいただく必要があります。
OTAが何らかの原因でうまくいかなかった場合、MONOSTICKから以下のように出力されます。
設定方法はをご確認ください。
親機の出力はの開閉センサーをご確認ください。
エラー出力
エラー内容
OTA FAILURE
OTA request TS=20515[ms] LQI:63 (RF strength, >= 100)
SID:810BA765
TWELITE CUE:v1.0.2
Protocol Version:0x11
--- LQI is small. Please make TWELITE CUE closer. ---
MONOSTICKとTWELITE CUEの距離が遠い場合に出力されるエラーです。
TWELITE CUEとMONOSTICKをもっと近接させた状態で電源を入れなおすか磁気センサーの近くで磁石をスライドさせてください。
設定コマンド | 設定項目 | 設定値 | 備考 |
p | センサ固有パラメータの設定 | 04000000 |
TWELITE CUE mode
加速度の計測、衝撃の検知、TWELITE CUEの姿勢、磁石の有無のすべて試すことができるオールインワンモードです。
工場出荷時は本モードに設定されております。
本モードを使用する場合は以下の項目を設定してください。
設定方法は設定方法をご確認ください。
親機の出力はこちらをご確認ください。
5秒に1度の定期送信のみの場合、約80日
5秒に1度の定期送信 + 1分に1度TWELITE CUEを動かした場合、約80日
1分に1度の定期送信のみの場合、約700日
1分に1度の定期送信 + 1分に1度TWELITE CUEを動かした場合、約565日
消費電流は試験用のサンプル個体の実測に基づき、CR2032の容量を220mAhとして計算しています。電池寿命は参考値であり、保証値ではありません。電池の性能や使用温度等の使用環境で変化します。
設定コマンド
設定項目
設定値
備考
p
センサ固有パラメータの設定
00000000
Usage
CR2032電池の+側を電池ホルダー(+)の向きで差し込みます。TWELITE CUEのLEDが3回点滅すれば正常です。 起動後は5秒毎に送信をし、送信時にLEDが1回点滅します。
電池の向きに注意してください。逆に入れた場合、発熱し故障の原因になります。
また、TWELITECUE の電池ホルダーは構造上、半田付け部が外れやすいため、以下に注意して電池を挿入してください。
コイン電池の取り外し時には電池ホルダーの半田付け部に力がかかりにくくなるように、電池ホルダーを上から軽く指で押さえながらコイン電池を取り外すことを推奨します。
TWELITE CUE の運用時は、専用ケースで電池ホルダーを上から押さえながら使用することを推奨します。
丸印で示したようにケースの縁にある爪に引っ掛けて収めてください。
必要に応じてねじ止めをしてください。ねじ穴はストラップを通したり、対象物への固定用にも使用できます。
ケースの切り込みにコインを差し込みこじ開けてください。
通信相手として親機が必要です。通信距離を延長する場合は中継機が使用できます。親機、中継機にはMONOSTCK - モノスティックを使用することができます。
MONOSTCK - モノスティックのアプリは親機・中継機アプリ Wings-ウイングスのバージョンv1-01-4以上を書き込んでください。
TWELITE CUEを動かしたり、磁石を近づけたりして、パソコンに接続したMONOSTICKで受信したデータを確認してみましょう。
まず最初にTWELITE STAGE SDKをパソコンにインストールしてください。
MONOSTICKをパソコンのUSBポートに接続します。
インストールしたTWELITE STAGE SDKのMWSTAGEフォルダ内の以下のファイルをダブルクリックしてください。 ・TWELITE_stage.exe(Windows) ・TWELITE_stage.command(macOS) ・TWELITE_stage.run(Linux) 起動するとUSBに接続されたMONOSTICKが画面上に表示されます。
シリアルポート選択画面から1: MONOSTICKを選択してください。
デバイスを選択するとTWELITE STAGE APPのトップメニュー画面が表示されます。
通信相手として親機が必要です。親機にはMONOSTCK - モノスティックを使用することができます。 以下の手順で親機・中継機アプリ Wings-ウイングスをMONOSTICK - モノスティックに書き込んでください。
トップメニューから 2:アプリの書換 > 1:BINから選択を選択してください。
MONOSTICK BLUE を使用している場合はApp_Wings_MONOSTICK_BLUE_... を選択し、MONOSTICK RED を使用している場合はApp_Wings_MONOSTICK_RED_... を選択してください。
書き込み完了後はインタラクティブモードに入らずにESCきーを長押ししてトップメニューに戻ってください。
トップメニューから 1:ビューア> 4: CUEビューア を選択します。
動かすとイベント=ムーブになります。
動かし続けるとイベント=シェイクになります。
動きに応じて加速度の値(X,Y,Z)が変化します。
静止させるとイベント=ダイスになり、上面の値をサイコロで表示します。
磁石のN極を磁気センサーに近づけると「磁石 [N極]」と表示されます。
磁石のS極を磁気センサーに近づけると「磁石 [S極]」と表示されます。
磁石を磁気センサーから遠ざけると「磁石 検出なし」と表示されます。
パルスクリプトで加速度などのデータをCSV形式でログに出力することができます。
詳しくは以下のページをご確認ください。
グラフ描画スクリプトでTWELITE CUEで計測した三次元の加速度のグラフを描画できます。
詳しくは以下のページをご確認ください。