Mode E
TWELIET UARTではヘッダ付き透過モード(E)が標準になっています。以下のように送信側にHELLO<Enter>
と入力すると受信側に補助情報が含まれた形でHELLO
が表示されます。入力側にも出力が出ますが、これは送信完了を示すメッセージです。
補助情報には送信元のアドレス情報や受信時の電波強度、チェックサムなどが含められます。また、書式をカスタマイズすることも可能です。
無線の1パケットの範囲で送信するのが効率が良いため、パケットサイズに対応した80バイト以下のデータを単位送信します。
これ以上のサイズを送信したい場合は、ホスト側で80バイト以下に分割して送信することを推奨します。
Eモードでは送信側と受信側の区別はありません。無線設定(チャネルとアプリケーションID)が同じであれば、いずれかの送信側から送信したデータは他の受信側に伝達されます。
TWELITE URATは各々32bitの固定アドレスと8bit(0-100,120)の論理アドレスを設定することができます。
Eモードでは、宛先を指定することは出来ず、送信側からの無線パケットは全てのTWELITE UARTに伝達されます。
出力書式は以下のような;(セミコロン)
区切りになっています。
上記書式はカスタマイズできます。
#
解説
1
U
固定
2
メッセージを出力したときのシステム時間(秒)
3
メッセージの送り主の8bit論理アドレス
0-100,120
: 子機から
219
: 自身から(起動時や送信完了メッセージの場合)
4
メッセージの送り主のアドレス(32bitロングアドレス、シリアル番号)
5
電波強度 (自身からの場合は000
)
6
送信元が設定したメッセージの続き番号
7
メッセージ内容
8
6
の先頭の文字から直前の文字までの XOR チェックサム (例では HELLO;
までを計算対象)
| CRLF (0x0d 0x0a) の出力 |
| TAB の出力 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| 送信元アドレス(32bit)の出力(8桁16進数) |
| 送信元アドレス(32bit)の出力(10桁10進数) |
| 送信元論理アドレス(8bit)の出力(2桁16進数) |
| 送信元論理アドレス(8bit)の出力(3桁10進数) |
| 現在のシステム時間(秒)の出力(4桁16進数) |
| 現在のシステム時間(秒)の出力(5桁10進数) |
| 送信元が設定した続き番号の出力(2桁16進数) |
| 送信元が設定した続き番号の出力(3桁10進数) |
| 受信時の電波強度を出力(2桁16進数) |
| 受信時の電波強度を出力(3桁10進数) |
| チェックサムの出力(2桁16進数) |
| チェックサムの出力(3桁10進数) |
文字 | 意味 |
| 送信文字列 |
| 任意の文字を16進数で指定 (例: |
| チェックサム計算開始位置を設定する(設定しない場合は出力の先頭) |
| チェックサム計算終了位置を指定する(v1.4.6以降。それ以前のバージョンは無視されます) |